【インタビュー】ビジネスゲームで組織と社会の課題解決を。株式会社プロジェクトデザインが Mol.t で実践する働き方と事業戦略

株式会社プロジェクトデザイン 亀井直人さん

「人と組織・社会の課題をビジネスゲームで解決する」、という独特なビジョンを掲げる株式会社プロジェクトデザイン。頻繁に開催されるオフラインイベントは同社の活動の要でしたが、貸し会議室の高コストと手間が大きな課題となっていました。
事務所の移転先を探していく中で Mol.t にたどり着き、移転を決意。一体なぜ、同社はこの決断に至ったのでしょうか。

Mol.t 入居者インタビュー第三弾では、株式会社プロジェクトデザインの亀井直人氏に話を伺います。無料(※)で利用できるイベントスペースの魅力、そして人と人との交流を重視する亀井氏の哲学。Mol.t がもたらした変革と、この選択に込められた想いに迫ります。

(※)条件により有料となる場合があります。

企業プロフィール

「新たな価値を産み出すプロジェクトをデザインし、自ら動いて形にすることで社会に貢献する」という経営理念のもと、以下の事業を展開しています。

事業内容

  • 人材育成に関する研修コンテンツの作成、販売
  • 人材育成に関するセミナーの開催・運営
  • 人材育成に関する執筆・講演活動
  • 新規事業の企画・立案
  • 企業経営に関するコンサルティング事業
  • 森林資源を活用した雑貨の製造・加工・販売

大手企業から中小企業まで、また製造業からIT、金融、小売りなど多岐にわたる業種と取引をしていらっしゃいます。さらに、地方自治体や教育機関とも取引があり、多様な顧客基盤を持っていることが特徴です。

オフィス選びのポイントは、「交流」 と 「イベント開催」

ーープロジェクトデザインさんが Mol.t に入居する前に、移転を検討した理由は何でしたか?

亀井氏:富山に本社を構える当社は、以前は福岡支社を博多駅近くのコワーキングスペースに設置し、2名体制で稼働していました。2021年に入居して2年が経ったころ、契約期間満了に伴い、自分たちがどこで働くか改めて考える機会がありました。
それと同時に、当時入居していたコワーキングスペースでは、入居者同士の交流の機会が少なかったことや、イベントスペースの貸出が有料だった点が気になっていました。そうした状況を踏まえて、移転を検討することにしたんです。

ーー当時、移転先を選定する際にポイントとして考慮したことを教えてください。

亀井氏:基本的には、月額費用がどのくらいかかるのかを中心に考えていました。例えば、オプションでかかるコストとして空調・光熱費の1時間あたりの利用料金も比較検討しました。特に、時間外の空調利用で1時間1000円かかるワークスペースもあり、それはちょっと厳しいなと感じましたね。
それから、イベントフロアの利用料金が1時間あたりどれくらいかかるのか、オープンスペースがイベントで利用可能かどうかも重要なポイントでした。

ーー他に重視した点はありますか?

亀井氏:入居者同士での交流があるかどうかも重視していました。過去に利用したコワーキングスペースでは入居企業間交流が少ないところもあったので。
実は、雑居ビルに1部屋借りるという選択肢も考えていたんですが、最終的には①博多駅から近い、②ワークスタイルが豊富(フォンブースの存在)、③24時間利用できる、④イベントスペースを活用できる、⑤入居者交流、この5つが実現可能な場所という条件で探すことにしました。

働くイメージが一番沸いたのが Mol.t

ーー Mol.t を選んだ理由について詳しく教えてください。

亀井氏:まず、コストと設備の面でMol.t が有利だったんです。特にオープンスペースが無料で利用でき、イベントにも使える点が大きな魅力でした。他の施設も検討しましたが、料金や施設内容が私たちのニーズに合わなかったんです。
それから、Mol.t では個室やフォンブースを使ってオンライン会議が容易にできる点も良かったですね。そして、これは大きいんですが、シンプルに私自身がここで働きたいと思えたんです。そのことを社長に伝えたら、承認してくれました。実際には、社長は訪れることなく入居したのですが、入居後の移転イベントで来福した際に、環境の良さに驚いていましたね。

ーー亀井さんは、なぜ Mol.t で働きたいと思ったのでしょうか

亀井氏:働くイメージがついたんですよね。コロナ禍を経て、私たちの商談もオンライン化が進んでいました。2名部屋に入居していますが、スタッフがそれぞれ別のオンラインミーティングに参加していることも多いのです。そのような場合でも、1人が個室、1人がフォンブースを使うことで、集中した環境が確保できます。中長期的な視点で見たときに、拠点スタッフが5人ほどになってもMol.t で対応可能だと考えました。その他に、お客様をお迎えする際には会議室を利用することもあります。つまり、様々なシチュエーションに対応でき、長期的に使える場所だと思えたんです。
コスト面だけでなく、実際の使い勝手や将来的な拡張性、そして働く環境として考えたときに Mol.tがそれらの条件をバランス良く満たしていたので、最終的な選択につながったんです。

『集中』と『リフレッシュ』のバランスがいい。

 Mol.t では交流目的のランチ会が毎月開催されています。

ーー Mol.t に実際に入居してみて、どのように感じていますか?

亀井氏:入居前に想定していたことが実現できており、ストレスなく過ごせています。交流も活発で、入居者同士のコミュニケーションを促進する働きかけがあり、スタッフには感謝しています。また、イベントではオープンスペースを定期的に活用させていただいています。社外の方はもちろん、Mol.t のスタッフや入居者も巻き込み、ビジネスゲームを体験できる機会などを提供できています。

ーー 「Work Life Fullness 」に対する共感度も高い印象がありますがどうでしょう?

亀井氏:Mol.tで集中して仕事を行う一方で、相互利用(※)も積極的に活用しています。例えば、月  に1回ほど快生館を訪れて、仕事終わりに温泉に入ったり、海が見えるSALTで仕事をしたりしています。また、遠方から来た方を Mol.t 隣接のカフェ「FUGLEN FUKUOKA」に招き、ゆっくり話をすることもあります。集中とリフレッシュをうまく両立させるために、Mol.t の特典を大いに活用しています!

※Mol.t の契約者特典として、SALTが運営するコワーキングスペース=SALT(福岡市西区今宿)、HOOD天神(福岡市中央区天神)、快生館(古賀市)を一部無料で利用することもできます。

 Mol.t のオープンスペースでイベントを開催している様子
ビジネスゲーム体験イベントの様子

 Mol.t のオープンスペースは契約企業であれば基本的に無料で利用することができます。株式会社プロジェクトデザインのビジネスゲーム体験イベントは定期的に開催されています。

ーー亀井さんがランチ会やさまざまな活動に参加している理由について教えてください。

亀井氏:私は、Mol.t が “大家族オフィス” のような場所になってほしいと思っています。自分が入居する上で快適な環境を作りたいという思いから、ランチ会やさまざまな交流会に積極的に参加しています。やはり名前を知っている人同士の方が、シェアオフィスに入居する上で安心感が得られると感じています。

そのために、まずは自分自身がその姿勢を持ち、心配りを実践しています。例えば、隣の部屋の人とオープンスペースで一緒に食事をしたり、新しく入居した方に声をかけたりしています。気軽に声をかけ合い、お互いに受け入れ合うことで、Mol.tでの生活をより豊かにし、みんなが安心して働ける環境作りに繋がると信じています。

私にとって「 Work Life Fullness 」とは?

ーー亀井さんにとっての「 Work Life Fullness 」とは?

亀井氏:自分の興味や関心に応じて活動の幅を広げることが大切だと思っています。本業に加え、NPOやPTA活動など、さまざまな活動を通じて仕事とプライベートのバランスを保つことが重要です。仕事とプライベートの両面で充実感を得られるためにも、社会や教育など多様な関心事にも関わることで、自分の興味を広げ関わり続けることを意識しています。

ーー将来的にはどのような目標を持っているのでしょうか?

亀井氏:まちづくりや教育に関する活動を通じて、自分の子供たちがより良い環境で暮らせるようにしたいと考えています。その第一歩として、当社が制作している「SDGsカードゲーム」など、社会課題をテーマにしたビジネスカードゲームがあります。これらのゲームは複雑に感じられる社会の問題をシンプルに理解し、問題解決に向けた意識を高めるためのものです。多くの人と対話することで新たな知見を得ることが重要だと感じており、今後も交流を通じて私たちの活動を広め、社会や個人に良い影響が生まれることを目指しています。

取材後記

いくつかのコワーキングスペースを経て Mol.t にたどり着いた株式会社プロジェクトデザイン様。移転する前には明確な価値基準をもっていました。Mol.t への入居は「対話」と「交流」を重視する同社だからこその選択であったともいえるのではないでしょうか。
Mol.t には機能性・快適性・可能性がそろっています。福岡での躍進を目指す企業にとって、事業の成長と働く人たちのしあわせの両方を叶えられるオフィスは重要です。会社が大切にする価値観とオフィス空間がマッチしているかどうか、ぜひ実際に現地を見学して感じてみてください。

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